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2025年2月2日

【浜松の英語塾】松城ゼミナール 英単語の効率的な覚え方②

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はじめに

前回の記事で、私は受験生時代、英単語は文章の中で覚えるように意識していたことをお話しさせていただきました。今回の記事では、その際に使用していたテキストについて紹介したいと思います。

使用したテキストは大きく分けると、①『速読英単語』②各問題集③書籍です。

『速読英単語』

『速読英単語』は、Z会から1992年に出版されて以来、長年多くの受験生に支持されてきた単語帳です。

この単語帳の売りは、まさに文章の中で単語を覚えられるような作りになっていることでしょう。

一般的な単語帳のように、単語とその意味、簡単な例文のみが載っているものではなく、それらに加えて、英語長文とその和訳も載っているのが特徴です。

長文の出典は、各大学やセンター試験の過去問であり、またそのテーマは、人文科学、社会科学、自然科学などに関するものです。

↓のように最初の2ページには、長文とその和訳、残りの2ページには、単語とその意味、例文が載っています。

私は、速読英単語を以下のように使っていました。

1. 時間を決めるなど試験本番を想定して、自力で長文を読んで、内容を理解しようとする。

2. 時間を気にせずに、自力でゆっくりと長文を読んで、内容を理解しようとする。

3. 時間を気にせずに、自分で辞書や文法書を駆使して、長文の内容を理解しようとする。4. 長文についての自分の解釈と日本語訳を照らし合わせる。

  *速読英単語の和訳は意訳も多いため、大体の内容を把握するようにしていました。

5. 単語や語句などの意味、例文が載っているページを確認する。

この過程で、英単語はもちろん、英熟語や、読解力や推測力、論理的思考力、記憶力、集中力、情報処理能力などを鍛えることができたと思います。

当時、速読英単語には、入門編と必修編、上級編がありましたが、私は必修編と上級編を高校1〜2年生ぐらいのとき、3ヶ月ほどかけて(1日、1つ〜2つ程度)終わらせた記憶があります。

その際、全体として7〜8割程度の英単語は暗記し、完璧に覚えていないものについては、そのまま放置しました。

各問題集

速読英単語以外に活用したのは、学校の授業で出てくる問題集や自分で購入した市販の問題集です。

そこで出てくる初見の単語は、全てノートなどに書き込み、できる限り、その日のうち、あるいはそれを見た日から3日以内には暗記するようにしていました。

具体的な問題集の紹介などについては別稿に譲りたいと思いますが、大きく分けて、①国公立二次試験で出題された過去問が多く含まれる問題集②私大の独自試験で出題された過去問が多く含まれる問題集③センター試験の過去問を含む問題集の3つを交互に解いていました。

英語の書籍

高校に入学する前から、Snow falling on Cedarsという英語の書籍を購入し、4ヶ月〜5ヶ月ほどかけて読みました。

当時は、中学生程度の文法力しかありませんでしたので、大雑把に内容を理解しようと努めました。また各ページには、何十個も知らない単語があったため、全て辞書を引いていました。

最初は1ページを読むのに、かなり長い時間がかかりましたが、 200ページほど読み進めると、単語力が上がると同時に、読解力や推測力も上がったため、それほど苦労せずに文章の内容を理解できるようになりました。

実はこの書籍、表紙だけを見て何となく購入することを決めたのですが、途中まで読み進めて、「戦争で引き裂かれた日系人女性と米国人男性の恋を描いた」ものであることを知りました。

この書籍、全部で432ページあるのですが、これを最後まで読み上げたことで、英語力が格段に上がりました。まさに、この書籍のおかげで、英語が得意になったとっても過言ではないと思います。

ちなみにこれより短いですが、文学作品や自分が好きな歴史(アメリカ史)などのジャンルの書籍も何冊か読んだ記憶があります。

↓当時の書籍を実家の本棚から探し出しました。読み始めたばかりのものです(字が汚くて申し訳ありません💦)

おわりに

効率的な英単語の覚え方は人によってさまざまかと思いますが、この記事が少しでも読者の皆さんの、英単語の学習に役立つことを祈っています。